クレヨンの色の区別って、色覚異常だと難しいよね
そこで、使い古したクレヨンを再利用して、色覚異常者でも色の見分けがつきやすいクレヨンを作ってみたのが、この研究だよ。使ったクレヨンはこれだよ。
パンプキンくんは、一般色覚の妹さんとクレヨンの色の見え方を比較して整理。その結果
以上のことがわかったそうだ。
試行錯誤の末、光沢を出すために溶かしたクレヨンに化粧品を混ぜることにしたんだ。使った化粧品は、100円ショップで買ったこれらの化粧品だよ。
わあ!こんなにたくさん!なんだか大変そうだなあ。
もちろん大変だったようだよ。電子レンジが1台オシャカになってしまった。
えっ
でも無事クレヨンは完成したよ。色覚異常者は似た色が近くにあると色の判別が難しいことも考慮して、並べ方にも工夫したそうなんだ。
確かに、わかりやすいかも!
ところでノアは、黄土色がどんな色かわかるかい?
黄土色⋯
パンプキンくんは「黄土色」がどんな色かわからないんだ。彼にとっては「黄土色」は「砂漠色」「ラクダ色」「油揚げ色」の3種類あるんだって。
確かに全部ちがう色だね。
でもどれも、「黄土色」と言われることがある色なんだ。
へえ。難しいなあ⋯
こういう、一般色覚と色覚異常の見え方のちがいを実感できるのも、研究成果を発表することのメリットだね。
そうですね。
先生も、カラーユニバーサルデザインクレパス作っちゃおうかな?
えっ
ノアくんは、焼き肉を食べたことある?
前に先生がごちそうしてくれたよ!でもお肉が焼けているかどうかわからなくて、危うく生肉を食べるところだった⋯
うん。僕たち色覚異常者には、生肉と焼き肉の区別がつかないんだよね。
そこでパンプキンくんが考え出したのが、「焼き肉の焼き加減を判別するライト」なんだ。
ライトなんかで、何か変わるのかなあ
まず、これがパンプキンくんが自分の色覚だけを頼りに焼いた焼肉だよ。
上が一般色覚の人の色の見え方、下が色覚異常D型の人の色の見え方だよ。
?⋯??
僕たちには上下の写真は同じように見えるよね。
うん。よし、エヴァを呼ぼう。エヴァ!
来たわよ!
上の写真を見てどうだい?
肉も野菜も生ね!
そうなんだ。
続いてパンプキンくんは懐中電灯で照らしながら焼いてみたけど、これも失敗。
このあとパンプキンくんは、自分の色の見え方を整理するために、一般色覚の妹さんと一緒に100色の折り紙の色が何色に見えるのかを、「自然光」「電球色のライト」「昼白色のライト」の下でそれぞれ調べたんだ。
100色を!?3か所で!?
暇なのかしら?パンプキンくん!付き合う妹ちゃんもすごいわね!
その結果、自然光の下が一番色の判別がしやすいことがわかったんだ。
じゃあ外でお肉を焼けばいいんだね!
そうだけどそれは難しいわ!だからパンプキンくんは自然光を再現するために、「懐中電灯の光を拡散」することにしたのよ!
光を拡散??
まずは懐紙で懐中電灯を包んだんだ。懐紙は、着物のふところに入れて持ち運ぶ和紙だよ。
光を拡散しやすいようにこの懐紙にシワを作って懐中電灯を包んで、照らしながら焼き肉を焼いたんだよ。
その結果がこれだが、エリンギは焼けていたが他はだめだった。
なかなかうまくいかないですね⋯
でもちょっとずつ結果が良くなってるわよ!
さらに光を拡散させるために、今度はさっきの懐中電灯をビニール袋に入れたんだ。
わあ、もう懐中電灯に見えないね。
この懐中電灯で照らしながら焼き肉を焼いたら、こうなったんだよ。
あら!焼けてるじゃない!
ほんと!?うわあ、良かったなあ!
自然光や、光を拡散させることで色覚異常者の色の判別能力が向上する可能性を感じられた、パンプキンくんにとってすごく有意義な研究だったんだ。
これが、協力してくれた妹ちゃんにもお裾分けした、完成版焼き肉よ!
わあ!おいしそうだなあ。
この研究では、折り紙の他に絵の具や問題集など、たくさんのものを使ったんだ。その一部の写真がこれだよ。
うわあ、たくさんある。大変だったんだね。
パンプキンくんは、実際に焼き肉屋でこのライトを使ってみたことがあるんだよ。
どうだったんですか?
それを今から君も試すんだよ。さあ焼き肉屋さんへレッツゴー!
行くわよー!
えっ?ええっ?
あっ!ぼくたちだ!
そうだよ。パンプキンくんが2025年に作ったゲームだ。
色覚異常について広く知ってもらうために作ったゲームなのよ!
つまり、色覚異常のことがわかるゲームなの?
色覚異常者の色の見え方や、「色覚異常者が色がわからないときどんな工夫をしているか」を、楽しみながら学べるゲームだよ。
へえ、すごい。でも、なんで「平和」も入ってるの?
それは2025年が戦後80年だったからだよ。戦争や平和について、パンプキンくんらしい視点で、色々と考えたんだ。
たとえば、色覚異常の人は戦時中どう過ごしていたかとか、そういうことですか?
そう!まさにそれをテーマにしたゲームだよ!
たくさんのミュージアムを訪れて取材した結果をゲームに反映しているんだ。取材先のレポートは、このサイトの「平和学習」のところから見られるよ。
ぼくもこのゲームしてみたいな。
うん!ぜひやってみて。このサイト上でもゲームをできるし、データをダウンロードすることもできるよ。まずはどんなゲームか知りたいと思ったら、プレイ動画もあるからぜひ観てみてね。下の画像をクリックすると動画を観られるよ。ゲームは緑の旗をクリック!データはダウンロードボタンをクリックだよ!
じゃあ早速やってみるね!わあ、ぼくがいる!
先生もいるぞ!
私もいるわよ!
あれっ?シゲルさん!キヨシさんの周りに手紙がいっぱい飛んでる!なにこれ!?
ああ、これはゲーム内で解説されていないおまけ要素なんだ。
おまけ要素?
各パートでクリック回数が7回を超えると、そのパートに関連したアイテムが画面を舞う仕掛けなんだよ。
そ、そうなんだ。でも手紙が多すぎて画面が見づらいよ⋯
画面が見づらいと思ったら、スペースキーを押してみて。
スペースキー⋯。あっ、消えた!良かったあ。それにしても、ぼくがたくさん出てきてうれしいなあ。
私もたくさんいてうれしいわ!
うん。パンプキンくんの力作だから、ぜひ楽しんでね。
⋯先生全然話せなかった⋯